
循環型社会の実現に向け
環境負荷を軽減
Reducing Environmental Impact to Achieve a Recycling-Oriented Society
代表取締役黒田 卓郎
この度はホームページをご覧頂きありがとうございます。大和薬品株式会社は、1953年に宮城県仙台市で創業しました。主な事業は無機化学工業薬品の製造販売です。2015年に宮城県大和町に本社・工場を移転し自社製品の製造に注力しています。現在はOEM、SP事業においてもご好評を頂いております。
当社の得意分野は、工場から発生する廃液の再資源化・有効活用です。二酸化炭素排出量の削減、地球環境の保全に貢献できるだけでなく、お客様が抱える輸送や人件費の課題解決の一助になればと考えております。地域社会の課題にも積極的に取り組み、当社の売上の一部を県内の子ども食堂に寄付させて頂いております。また、2024年には自社での使用電気を100%グリーン電力に切り替え、環境負荷軽減に向けた独自の改革も進行中です。
産業廃棄物の処理量を減らすための製品、技術面で困難と思われる製品の製造、近年敬遠されがちな小口輸送等、無機化学工業薬品に関わることは何でもお気軽にお問い合わせ下さい。当社は未開拓領域への挑戦をためらわず、循環型社会の実現に向けて、皆様とともに一歩一歩着実に前進していきたいと考えております。
価格交渉に辟易としていた20代
幼い頃から化学が身近にある環境で育ち、大学は工学部工業化学科で有機合成を専攻。新卒で大和薬品株式会社に入社したものの、すぐに東京の化学品専門商社へ出向となり、社会人としての経験を積ませて頂きました。1984年の春から大和薬品株式会社に戻り、営業部に在籍。同業他社も取り扱う化学工業薬品を買って頂く手段は値下げしかないことに辟易し、やりがいを感じられないまま最初の数年を過ごしていました。
産廃はアイディアを活かせる宝庫
そんなある日、某半導体工場に排水処理剤を売り込んだ際、競合との価格勝負ではなく競合よりも汚泥を大幅に削減する手段を思いついたのです。セールスポイントが「〇〇より安いですよ。」から「これに切り替えれば汚泥を削減出来ます。」に変わり、ブルーオーシャンが見えた瞬間でした。化学薬品は発想の転換、アイディア次第で大きな変化を生み出せることに大きな手応えを感じました。その後この勝ちパターンで東北の半導体工場へ排水処理剤を売りまくりました。それ以来、当社は金額や規模ではなく、独自のアイディアと技術を活かし、産業廃棄物の再資源化に注力しております。
美しい自然を次代に残すために
当社工場がある大和町には、町のシンボル“七ツ森”があります。手つかずの自然も残り、季節ごとに豊かな表情を見せてくれる大切な存在です。私たちは“七ツ森”を始めとする美しい自然を次代に残すため、出来得る限りの環境対策に取り組みたいと考えております。また、労働環境をさらに充実させ、意欲と技術を持つ若い人材を迎え、環境負荷を軽減できる技術・製品開発に邁進してまいります。